2016年12月16日金曜日

復興ニュース合本号発行 ご寄付のお願い

東日本大震災直後から発行して参りました「復興ニュース」、震災から5年9カ月間に152号まで発行し、被災直後の状況、全国からの支援状況、地元NPOの活動など、被災地の記録記録が約600ページ(A4版)と、震災前の平成21年5月~25年5月までの市民活動団体の情報誌「みらい」を一緒にし、約700ページの大冊(合本号)を平成29年2月末に発行する予定で準備を開始しました。
★お願い
 資金があっての発行ではありません。これまでも大変お世話になり重ねてのお願いで恐縮ではありますが、全国や地元の皆様のご寄付によって発行することにしました。ご寄付一口2,000円以上のご寄付者には、合本号をお届いたします。
以上の企画書です。ご寄付者には、「支援当時の思い出や被災地への思い」を400字以内での投稿を受付し、合本号の資料として掲載いたします。
どうぞよろしくお願いします。


2016年12月12日月曜日

被災者支援手芸講習800回

平成28年12月12日、陸前高田市小友町西下団地で開催しました「手芸講習」が、平成24年4月から開催し、800回目の手芸講習となりました。陸前高田市の手芸講習はこれまでジャパン・プラットフォームからの助成を受けて開催して参りました。大船渡市は昨年度から復興庁の心の復興から助成をうけて開催し、これまでの参加者は約名を超えております。
先に実施しましたアンケートによれば、延べ参加者は6200名、年齢も70才代以上が約7割、その6割が通院中という高齢者対象の手芸講習であり、集会所へ集まって話し合い笑い合って楽しい時間を過す皆さんです。
今日が手芸講習を開催し800回目となる、陸前高田市小友町の西下団地でした。岩手日報社と河北新報社、そして地元の東海新報社の取材を受けました。最後に記念写真を写しました。
800回目の記念手芸講習ですので、今年の3月まで指導していたスタッフも参加者にお会いするために参加してくれました。
今日の作る手芸品は、吊るし雛の金魚です。すでに準備作業で型に布を裁断し、それを縫い合わせる作業です。月1回開催する手芸講習では、毎回完成する喜びを持って頂くために、準備作業が大変ですが、それだけに参加者からは喜んで頂いております。

2016年8月11日木曜日

8月6日(土)陸前高田市の高田松原現場見学会(主催:岩手県沿岸広域振興局)へ参加して来ました(岩城)。
高田松原は、明治時代に日本百選に選ばれたのを始め、国指定文化財、都市公園、日本の名松百選、森林浴の森百選、白砂松百選、海と緑の健康地域、日本の渚百選などの指定や選定を受けていました(資料による)。
平成23年3月11日の東日本大震災に伴う大津波により、甚大な被害を受け、7万本の松も堤防,s砂浜もなくなってしまいました。
その復旧工事が平成31年度完成を目指して、現在工事が行われておりました。
◆最初は、12.5メートルの高さの第2線提の上で説明を受け、記念写真を写しました。
写真は12.5メートルの第2線提への上りスロープです。
◆次は、第2線提と第1線提の間、約100メートルの幅、約12haの内8haへ、平成29年度から松を植える(黒松約6割、赤松約4割)、松裁木は5000本/ha(計4万本)のようです。
◆第1線提から海側に約30~60メートル幅で、砂浜をつくる工事でした。一部砂を入れ、被災前のように懐かしい波が打ち寄せていました。写真の人影は見学者です。
◆移動途中にバスの中から写したユースホステルと1本松の写真です。
◆気仙川の水門
最後は、気仙川の水門(延長211m)です。現在気仙町側が完成し、今度は松原側の工事に入るようです。鮭の遡上の季節が間もなくやってくるので支障のないよう対応するそうです。

以上いずれも大工事でした。工事中は見られない場所ですので、感心しながら見学して来ました。それだけに完成後を楽しみにしています。復興工事を直接見ることが出来、9月1日付発行の復興ニュースの一部へ記事にしたいと思って帰って来ました。




2016年7月23日土曜日

三陸町吉浜の史跡・名勝等訪問

平成28年7月22日午後、三陸町吉浜の菊地正人氏から、吉浜小・中学校の新任先生へ吉浜を案内するので同行しませんかと声をかけられ参加して来ました。参加者は小中の先生の他に、大船渡市観光物産協会職員、大船渡椿ガイドの会員、そして私と同じ個人の参加者等の16名でした。
最初に吉浜小学校に集合し、
①玄関の水上翁卒業記念版の説明で、郷土の大貢献者を敬う作品、
②吉浜拠点センターの吉浜村初代から10代までの村長写真説明、初代の新沼右武衛門が明治29年の津波対策で高台全村移転に取り組む。2階のスネカ装具見学する。
スネカのお面
③町に出て、吉浜館跡と城主でもあった新沼家の訪問、宮城県松島の瑞巌寺の中興六世夢庵如幻(むあん・じょうげん)和尚は、吉浜の新沼家出身である。

新沼家の古文書等
④正寿院前の明治29年津波供養塔、渡辺直之進報徳碑、並びに昭和8年津波記念碑

⑤津波記念石と津波記録碑

⑥水上助三郎翁像
水上助三郎翁像
⑦庄司一郎先生顕彰碑

⑧真称寺

⑨短角牛放牧地
水上助三郎は、東京から2頭を吉浜まで、歩いて牛をつれて来たと書いてあります。
⑩千歳
高台から千歳漁港を眺める

千歳神社に建てられている「水上助三郎翁の顕彰碑」

以上素晴らしい場所を案内し、説明を頂きました。本当にありがとうございました。

水上助三郎翁の偉大さは知っているつもりでしたが、さらに偉大な人であったことを再確認しました。案内して頂きました菊地正人氏の資料によれば、次のような素晴らし功績あります。

1、事業をとおしての貢献
数々の事業を通しての貢献では、短角牛の普及、椎茸栽培普及、アワビ干鮑づくり(糸で吊るす)、国有林の払い下げによる町民への配分、さらに松島の牡蠣養殖成功、オットセイ猟(千島列島へ)などなど。
2、飢餓民への救済
吉浜村の飢餓等に対する多大の寄付、唐丹村に食糧援助、岩手県下凶作窮民救済、全国(北海道・岩手・宮城・福島)の凶作・冷害に対し多額の寄付や米等の救済
3、教育に対する情熱
 水産講習所への奨学資金発起人、吉浜小学校建築に尽力と寄付、盛小増築や末崎小建設への寄付、岩手県育英会に多額の寄付、岩手県盲唖学校に寄付、東北中学校20数名に奨学金送金などなど。

大船渡市三陸町吉浜にこんなに偉大な人、郷土の偉人として、もっともっと声を大んして、市民が学び全国へ発信する必要があるのではないかと思いました。
また、水上助三郎翁だけでなく、松島の瑞巌寺和尚等、多くの社会貢献者が吉浜出身者にいることを伝えたいと思いました。


 




2016年7月16日土曜日

7月も楽しく三鉄駅からウォーク終了

7月16日、7月の三鉄駅からウォークは16人の参加でした。盛駅から三鉄に乗車し、綾里駅下車し、準備体操終了後、綾里駅職員のお世話により、駅前の綾里大権現倉庫を開いて頂き、1トンの大権現を見ることが出来ました。
綾里駅から約3キロの不動滝まで、途中大きな家や空き家、さらにはクルミの実を眺め、森林浴を楽しみながら進みました。途中5分程休憩し、約50分後の不動滝に到着しました。
男滝、前日まで大雨でしたので、もう少し水量が多いのかと思いましたが、それなりでした。

こちらは女滝

中間にある「不動尊」、全員お参りをしました。
不動尊前で、男滝と女滝を眺めながら、15分程休憩しました。
帰りも小さな滝や階段があります

不動滝の説明看板

鳥居の前で記念写真を写しました
次に、大小迫つむぎの家により、140年前に建てられた千田家をご主人に説明し案内していただきました。

裏の里山では奥様から、鹿の食害対策に苦労していることを聞きました。

この場所は、鹿が網に絡み、逃げるために暴れ、とうとう網に角を残して、逃げた跡であることをセ説明を受けました。

今日の駅からウォークは、曇り空により、ウォーキング日和でした。
8月は、8月7日(日)午前9時13分盛駅発の列車で陸前赤崎駅まで
陸前赤崎駅から田端観音や厳島神社等をめぐるウォークです。
多くの皆様のご参加をご案内します。
申し込み先 三鉄盛駅 電話(0192)47-3542




2016年7月1日金曜日

今日は暑かった 復興ニュース配布

毎月1日は復興ニュースの配布日、事務所を午前9時30分に出発し、最初に大船渡町の一部を配布する方の家へ、次は末崎町平林地域へ100部配布しのボランティアさん宅へ、碁石観光センターに10部置き、陸前高田市小友町の西下アパートへ配布、この掲示板には夢ネット大船渡が行っている手芸講習の周知チラシが貼ってありました。

高田東中仮設と米崎小仮設の配布ボランティアさんへ届けました。
高田東中校庭の仮設住宅から校舎を望む

中田団地です。災害公営住宅はどこでも1階の郵便受けに入れてきます。郵便受けに名前を書いている人、無い人、また、まだ入居していない部屋もあり、入れる私もわからないため、郵便受けにチラシ類がいっぱいある郵便受けは、まだ入居されていない部屋と考え復興ニュースは入れてきません。ここの掲示板にも手芸講習の周知チラシが貼っていました。

次は下和野団地です。郵便受けのところにご婦人がおりました。話を聞くと、一人暮らしで部屋も狭く大変、食事も手抜きになってしまっているとの話でした。夢ネット大船渡の手芸講習(下和野団地で開催)に来ませんかと誘いましたら、視力が弱くてとのお答えでした。
下の写真は、下和野団地です。
最後は高田一中仮設への配布です。震災から6年目、お盆ごろに栃ヶ沢災害公営住宅が完成すれば、だいぶ退去者が出ることと思いますが、空き部屋が少ない状態です。途中、綺麗な百合の花が咲いていました。立ち止まって眺め写真も写してきました。
午後は、大船渡市内の赤崎町と三陸町綾里方面の配布でした。

2016年6月25日土曜日

盛駅賑わい市 毎月第2・4土曜日開催

6月25日午前中、夢ネット大船渡が運営しています三鉄盛駅の賑わい創生へ、毎月第2・4土曜日の午前中に開催しています「盛駅前賑わい市」、JAおおふなと女性部(はこべの会)の産直野菜販売を中心に、全国からの支援者が贈ってくれる「衣類や布」の配布、麦茶サービスを行いました。今回は三鉄盛駅待合室内では、切り絵教室と陶器の販売を行い、駅利用者と地元の方々との交流機会として、今日も賑やかに開催出来ました。

◆列車利用者が賑わい市の会場を通り、地元の方々の声掛けに、笑顔で交流できました。
◆昨日からの大雨のため、野菜生産者の欠席があり、普通より少ない販売員でした。

◆恒例となっている支援物資「衣類や布の無聊配布」、多くの訪問者がありました。

◆ふれあい待合室内では、あでやか切り絵指導です。 
◆三鉄陶芸教室の指導を行っている方の作品販売です。

◆近所の「駅前賑わい市」の常連の方々が、毎回JR駅待合室内で「お茶会」を開き、楽しんでいただいております。


2016年6月23日木曜日

三陸鉄道盛駅 プランター配置

三陸鉄道盛駅ホームのプランター、全面的に夏花壇へ衣替えしました。6月11日の「盛駅前賑わい市」に一部作業、6月21日に最後の作業を行いました。途中「おおふなトン」が作業に加わって記念写真を写しました。
最初の3枚は6月11日の作業です。

これからの写真は、6月21日の作業です。おおふなトン君も作業へ加わって頂きました。



三鉄盛駅ホームのプランターは、上記のような作業によって置かれているものです。今後は毎日散水が大変です。

2016年5月22日日曜日

手芸講習やマジック研修会

5月17日火曜日は、復興庁からの助成事業「心の復興」、手芸講習指導者の準備作業でした。毎月15カ所での手芸講習開催のため、その準備として布を切るなど準備を行いました。
5月19日は、上平アパートでの手芸講習を開きました。参加者は6名でした。作品は布の小物入れ、完成した方もあり大変喜んでいただきました。4月の手芸開催報告と5月の予定は、当法人のホームへージへアップしています。

5月20日は、アマチュア・マジシャンズ・クラブ大船渡(略称AMC大船渡)の今年度第2回目の講習会(講師を呼んでの講習は第1回目)でした。継続会員7人、新会員5名の12名の参加者でした。講師の二本木先生から、リングの紐外し、リボンを縦に切ってリング(形が変わる)、そしてDVDでの勉強を行いました。6月からは第3金曜日午後、大船渡地区公民館で開催します。
5月22日(日)は、三鉄盛駅の「駅弁列車」でした。参加者が20名と少なかったが、横浜から参加したごご主人の年齢が91歳と元気な方でした。往路は沿線の津波被害や復興状況の説明、帰りはほら吹き大会の漫談的お話しと手品で楽しんでいただきました。
23日からの週も、25日の夢ネット大船渡の総会開催等、忙しい1週間となります。



2016年5月7日土曜日

三鉄駅からウォーク 5月例会参加者24名、全員満足

5月7日(土)三陸鉄道駅からウォークへ、24名が参加し午前9時13分盛駅発の列車へ乗車し、吉浜駅下車して準備体操後出発した。
最初の訪問先は、120年の古民家へ「クマガイ草」を見学に、ご夫婦に出迎えられ案内を受け、屋敷内のつつじなど多くの花々を眺めた後、一面のクマガイ草に感激した。見学後コーヒーや鍋焼き、さらにシドケのおしたしをご馳走になりました。本当にありがとうございました。

次は「津波記念石」へ、この石は昭和8年の津波の際、海岸から約200㍍押し上げられた重さ約8千貫(約30トン)の大石、昭和50年代に道路工事の際地中に埋めたものが、東日本大震災の津波で顔を出したものです。見学した皆さん今後の保存方法が心配になったようです。
 
次は明治33年にこの地を訪問した石川啄木の歌碑を見学した。
 
啄木の歌碑の隣には、「奇跡の集落」(津波記憶石)を、吉浜地域は明治29年の津波では210名の犠牲者が出て、村ごと高台へ移転を行い、昭和8年は17名、今度の津波の犠牲者は1名だけでしたことから「奇跡の集落」と呼ばれるようになったようです。この場所で記念写真を写しました。


次は新山神社(にいやまじんじゃ)、この神社の鳥居は昭和8年の津波の際に根元から折られたものが展示されている。

最後は、「正壽院」を見学する。
今日の駅からウォーク、雨が心配しましたが、吉浜駅からクマガイ草の観賞の際は、雨に合いましたが、津波記念石への途中で雨は止み、新緑の空気をいっぱい吸うことができ、参加者一同様に満足して頂きました。
 
6月の駅からウォークは、6月18日(土)恋し浜駅から砂子浜までの往復、砂子浜では大家というお家を訪問し、見学してきます。また、恋し駅前のホタテデッキへ寄って、ホタテ焼きを食べる予定です。